日記23「(離婚経験から語る)結婚する前に同棲したほうが良い」(78日目7/23~81日目7/27)
NO81・・・・7月27日(火)
話題7「(離婚経験から語る)結婚する前に同棲したほうが良い」
僕は北海道で1度、結婚と、離婚を経験している。とはいえ結婚生活とはなんだったのか、半年で離婚してしまったからよくわからない。
ここ数日、なぜか前の嫁とのことを少しだけ思いだした。
もちろん悪い過去の話しだ。
彼女は、仕事をやめたいと悩んでいて、僕によく相談していた。そんな中で僕は、「僕と一緒に住めばどうだい?」と口説いた。
僕はまだ、その人との結婚が実現するだなんて思ってなかった。というか、同棲をして一緒に暮らしていけるかどうか試してから結婚だと僕は思っていたから。
でも気づけば結婚していた。「同棲するのなら結婚したほうが良い」という考えの女性だったからである。
今思えば、僕が彼女の価値観に合わせなければ良かったという話だ。
結婚生活は、「家族」というより「他人同士でひとつの家をシェアする」という形に近かった。むしろ、シェアするという形のほうが、お互いに気を使うから喧嘩なんてなかっただろう。
お互いがお互いを干渉しないような生活を彼女は望んでいた。僕は逆に、もっとラブラブな新婚生活を望んでいた。毎日幸せに酔いしれるくらいの生活を望んでいた。
そんな二人が結婚して、今まで同棲もしたことがないので、お互いのことについて知らないことのほうが多かった。
僕が彼女の家に転がり込む形で結婚生活は始まったのだが、僕は結婚して引っ越し当日になるまで、彼女の家に入ったことがなかった。
彼女はシングルマザーだった。子供は僕と結婚したときは5歳の男の子だった。
5歳の男子は僕と母親が結婚したことも、同棲するということも、しばらくわかっていなかった。
彼女は、土曜日と日曜日になると、子供と二人でお出かけをして、夜の22時くらいまで帰ってこなかった。どこへ行ってたかは言わない。
僕が「どこ行ってたの?」と普通に聞いても、なにも答えなかった。僕のその質問は、嫁を「束縛」していることになっていたらしい。
でもどこへ行ってたのか、気になるので聞くしかなかった。そして答えてくれないので、最初は優しく「なにしてきたの?」という口調だったのが、すこしずつ「なんで言ってくれないの?」
「僕に内緒でなにしてるの?」という言い方に変わっていった。まるで、僕と彼女が離婚するのは、時限爆弾のようだった。
タイムリミットは初めから決まっていたようだった。
一緒に住んだら、それを聞かれるのが当然のことである。そして、答えられないなら、なにかごまかすとか、
嘘をつくなり、やり方はいろいろあっただろうに、彼女は、僕と会話することはあっても、「自分はこういう人だ」という返し方しかできなかった。
僕と仲良くできなくて、辛かったのは彼女も同じだろう。どうしてもっとうまく向き合えなかったのか。彼女は僕と別れて、そういうことを反省してくれているだろうか?