【第11章】(旧)ポエムと瞬きの日々に投稿された70の詩【5作品】

 

【第11章】(旧)ポエムと瞬きの日々に投稿された70の詩【5作品】

ご挨拶

当ブログをご覧いただきありがとうございます。

70作品中 51作品目~56作品目までを公開します。

全ての詩の作者は光彦です。

お楽しみいただけたなら幸いです

51作品目【真剣に受け止めない】

【真剣に受け止めない】

自分の感じたことを、人に当てはめるのって、思えば失礼なことだ。
ポエムを書いていると、人に教えるような物言いになるけれど。
そうだね、僕の書くことを誰が読んでも、真剣に受け止めてもらうことはないんだ
真剣に受け止めてもらわないようにしよう!、そんなことを書いていこう。
それが僕のポエムだ、それが僕の文章だ。

人には正体があるという。職業や趣味で「ウイスキーがダイ好きー」なんて言ったり、「喫茶店で生計を立ててます」と言ったりしても、人には正体がある。
その人を愛する人が一番よく知っているかもしれない。人は人。
人生で肝心なこと、大事な時はたくさんある。でも真剣に受け止めることはないと思う。
休んでも年をとる。

僕は正直に宗教的なことや占いが好きだ、ただ人に当てはめるのって、思えば失礼なことだけど。
僕が宗教や占いを好きなのは、救いを求めるからだ、「これをすれば救われる」と。
プラシーボ効果?、部屋を綺麗にする意味も風水が「金運が上がりますよ」と言ってくれるから。
それくらい僕は弱い人間なのだろう、そんな僕に物事を真剣に受け止める力はないんだ。
真剣に受け止めたら終わってしまうことがある、責任は常に僕の中で重大ではない。
涙があふれる感動も、愛する心も、僕には常人より「軽い」ものなんだ。

生きていくのは地味なこと。ついつい業界や地域の色に染まって、変なことに自分がどんどん神経質になっていき、
広さおおらかさはなくなる。なくなるというか、公私を臨機応変にはできなくなる。といったところか?
似たもの同士が仲良くなって、似ている部分を憎みあってまた別れる。そんなことを繰り返さないためにも、真剣に受け止めることはもうしたくない。
どうしても罪はにじみ出て罰は避けられないだからこそ。

 

52作品目【真実の道】

2014年02月26日(水) 08時24分14秒

【真実の道】

若い人々には道がない、これからの道がきまっていない。
だからこそ進めてしまう、それは選択の自由があるということ。
なりたいものを目指せるということ。

今の僕には道がある。これからはその道しかない。
今からどんな誘惑があっても、それによろめいてはいけない。
空の光とともに、沢庵(たくあん)は金色に、レモンティーは明るみに、タンポポは綿毛を飛ばす。
僕には道がある。これからはその道しか歩いてはいけない。
その道でしか生きてはいけない。

真実の道とは、進んできた道のことを言うらしい。
だからまだ若い人々には、真実の道はないのだろう。
そして今の僕には道がある、
それが真実の道かどうかを考えている暇もない。
不憫だと言われてもどうしようもないことだ。

 

53作品目【神殿の回廊】

2014年03月16日(日) 08時46分06秒

【神殿の回廊】

見渡す限りの影と光を、立ち並ぶ柱(ちゅう)が交差する。
走りぬけても構わぬが、助手席に乗って、追ってみるのもおもしろい。
夜になればインクが灯り、立ち並ぶ柱の天辺かかげ。
反れた気分で歩いても、この道が、長く続けと祈ってる。

足跡が、掃除の水に、取り込まれ、濡れた靴を履いた。
取り柄ない、部外の砂は、晴天に向き、取り払われる。

のんきなテレビの中から聞こえた
「昨日、落ち込むことでもあったの?」
誰を気にかけ浴びせたか、教えてくれない清々しさよ
われは今、たそがれに向かって沈む
この神殿の、名を知ることなく。

 

54作品目【人を幸せにしたいとき】

【人を幸せにしたいとき】

みんなが幸せだったら僕にも影響があるんだ。
だから僕は、ときどきどうにかして、
誰でもいいから幸せにできないかと、
らしくないがそういう思考になる時がある。

55作品目【人見知り】

【人見知り】

あなたが僕を憎むのをやめるまで、ずっとそばにいなきゃ。
憎まれてるかなんて、どうでもいいよって。
あなたと話すと時々、傷つけあったことも思い出す。
それはどんな意味があるのか、警戒しなさいってサインかも、でも。

段々大人になってくると普通になるわ、
人とのいざこざなんて。
それにかこつけて人と決別しようだなんて、
そう感じてもすぐ嘘になる、ただ。

あなたと僕が会う約束をするのが難しいだなんて、
憎まれてるとか、そういうことではないのに。
あなたに対する幼い自分は、怖くってしょうがない。

話せば新しい発見もあるのだろうね、だから。
僕のように大人しすぎる性格ではダメね。
一日も同じ空間にいられないような人のこと、
思い出す余裕もある自分が憎い。

 



 

 




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