この記事はマコなり社長の動画をそのまま記事にしております。
実は結論から話してはいけない
どうもマコなりです。タイトルびっくりしましたよね?
自分が「話は絶対結論から言え」って言っている張本人なのに結論から話すな、ですからね。
タイトルには文字数が入らないのでざっくりした言葉にはなっているんですけど。
今日の話を聞いたらきっと納得してもらえると思います。
今回の動画は話し方の極意シリーズ~心を動かす編~チラ見せドリブンです。
このテクニックを使えばつまらない話でも聞き手が自分の話に夢中になります。
みなさんにもぜひ身につけて欲しいので最後まで見てください。
チラ見せドリブンとは
結論、チラ見せドリブンとは何かというと、常にチラ見せで話すことによって聞き手に
「ん?どういうこと」
「もっと詳しく知りたい」
と思わせ続けるテクニックです。
今回のタイトルの「実は結論から話してはいけない」というのは、
という意味です。
でもわかりやすく伝えるビジネスライティングの基本は、概論から各論へ話すことなんです。
つまり冒頭にはっきりと結論をいう方がいいんです(メンタルモデルができて分かりやすいから)
でもこの
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- 分かりやすいビジネスライティング
- 心を動かす話し方
というのは違うんです。
ここを混同しちゃってスピーチとかでつい最初に結論をパッと言っちゃう人が結構いるんでめっちゃもったいないなぁと思ってこの動画を作りました。冒頭で結論をはっきり言ってはいけない理由は皆さんも直感的に理解できると思います。
だって映画やドラマで最初に結論オチが分かっていたらつまんないですよね?そういうことです。
心を動かしたいならオチはなんだろう?
これからどうなるんだろう?
って相手に思わせないといけません。
このために最も有効なのがチラ見せで話すことです。
チラ見せというのはタイトルや話の冒頭だけではありません。
話の中ではずーっとチラ見せを意識した方がいいです。
だからチラ見せドリブンなんです。イメージとしてはちょっと悪いかもしれないんですけど、馬の前に人参をたらして走らせるようにずーっと追いかけさせ続ける。
こんなイメージが一番いいんです。
皆さんは iphone を発表するスティーブジョブズのプレゼンテーションみました?
もし見てない人はもったいないんで最初の三分だけでも見てください。
自分はもうね本当に大好きで100回以上も、盛りなしに見てます。
このプレゼンものすごいチラ見せドリブンなんですよ!
スティーヴジョブズのお客に期待させる話し方がめちゃくちゃ上手いんです。
プレゼンの冒頭からゆっくりと1文ずつ間を空けてこんな話をします。「この日が来るのを
私は楽しみに待っていた。
アップルは何度も世界を一変するような製品を発明してきた
最初は macintosh
パソコンの概念自体を変えた
次は ipod
音楽業界自体を変えてしまった
そして今日アップルは携帯電話を再発明する」ここでもう大拍手が起きるんですよ!
めちゃくちゃ興奮しますよね!
なんだ?どんな発明なのかもっと知りたい!教えてくれ!!!ってなりますよね。
もしも冒頭でいきなり「結論今日は iphone という新しい携帯を発表します
こんな機能がついてます」なんて言ったら熱狂しません。
スティーブジョブズは完全に「人の心の動かし方」をわかっています。冒頭でチラ見せで話すと何がいいのか?というとその後の平坦なストーリーでも真剣に聞いてくれることです。
いわゆる起承転結の起承のところをいきなり話しだすと平坦で退屈なんです、聞いてもらえません。
そこで最初に「結」をチラ見せしておくことで「え?何が起きてそうなったの??」
ストーリーの最初から注意を向けてくれるんです。
ストーリーというのは一見退屈な前提とか前提知識があってこそ深みが出て面白くなります。
だからチラ見せで興味を引いて「起承」でもちゃんと聞いてもらえることが心を動かす上では非常に大事なんです。
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チラ見せドリブンを使いこなすアクション
ではチラ見せドリブンのコツとして具体的なアクションプランを4つ話します
➀非常識な驚きがあるチラ見せにすること
チラ見せと言ってもどうでもいい話を言っても意味ありません
今日のタイトルも「実は結論から言ってはいけない」という「え??どういうこと??」
って思うタイトルにしてます。
私の数十万単位で見られている動画は全部チラ見せ度合が高いはずです。
もちろん中身でも全貌をすぐに言い過ぎないように気をつけています。
これからどんな話をするか、メンタルモデルも作らないといけないので、
このわかりやすさとのバランスがめっちゃ難しいんですよね。
実は私が動画で話している文章はビジネスライティングとしては微妙なんです。
その分「どういうことだろう??」って最後まで興味を持って聞いてもらえるように工夫してます。➁問いかけでチラ見せすること
チラ見せというのは要は「え??どういうこと??」って相手に思わせ続ければいいわけです。
そのために有効な上級編の技が問いかけです。「皆さんは自分のことを好きな人が無意識でやっている仕草って知ってますか??」
って聞くと
「え??そんなのあるの??知りたい!!」
って思いますよね?
問いかけはそこに答えがあることを連想させます。だから非常に有効です。
とはいえ「この中でディズニーランド行ったことある人いますか??」みたいな問いかけは無意味です。
もっと知りたいって思える問いかけをしましょう!!➂焦らして引っ張ること
さっき言ったような、「みなさんは自分のことを好きな人が無意識にやっている仕草知ってますか?」
って問いかけたら聞き手はつい、次は答えを教えてもらえると思って待ちますよね?
でも上級者のテクニックを使うのであれば教えないでください。
焦らしてください。
例えば「この答えはこのスピーチを最後まで聞いてくれたら必ず分かります」
と言えばそこから終わりまでずっと真剣に聞いてくれます。
聞き手がもっと聴きたい知りたいと思ったときこそ教えちゃダメなんです。焦らしましょう!!➃結論にこだわりすぎないこと
チラ見せして期待値を高めたら、
「よほど驚きの結論を伝えないと
不満になるんじゃないかな??」
と思いますよね??でも実は結論の内容はそこまで重要じゃないんです。
そこまでのストーリーがしっかりしていればどんなに普通の結論であっても「うわぁ聞いて良かった!!」
って必ずなります。
例えばディズニー映画の結末なんてワンパターンです。悪い人たちは懲らしめられていい人たちはハッピーになって終わりますよね?
分かっているのに面白い。それは結論までのプロセスのストーリーがずっと興味を引き続けているからです。
結論に目からウロコの驚きは不要です。
今日話した「チラ見せドリブン」はもちろん、話し方の極意シリーズ、特に心を動かす編のテクニックを使えば話は面白くなります。実際公演をしているような人の話のオチも、そんなにねびっくりするような事ってないんですよ。
彼らは結論がすごいんじゃなくてプロセスのストーリーの伝え方が一流なんです。
今回話したチラ見せドリブンの話は何もスピーチだけで使えるとかじゃありません。
日常の雑談でもめっちゃ使います。
プライベートの飲み会とかデートでも非常識なチラ見せをポンということで相手の興味を引いてそこから1分は興味を持って話を聞き続けてもらうことができます。
もちろんね!ただ隠せばいいというわけじゃなくて・・・・起承転結も重要です
ただチラ見せドリブンは必須のテクニックなのでぜひ明日から実践してみてください。-
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要点・復習
では最後に復習します。心を動かす話し方として結論ははっきり言わずにチラ見せで興味を引き続けるテクニックを話しました
使いこなすコツは4つ。「え??それどういうこと???」
って思わせる話し方ができれば
今と全く同じ人生を過ごしていても興味を持ってもらえます。
それってすごいお得ですよね?ぜひ使ってみてくれると嬉しいです。
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