(20冊目)「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」感想 要約 本紹介 読書

2021年8月22日

2020年の10月発行「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」を要約していきます。

(20冊目)「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」感想 要約 本紹介 読書

著者は有川真由美(ありかわ・まゆみ)

鹿児島県姶良(あいら)市出身。作家、写真家。
著書に、ベストセラーとなった

『一緒にいると楽しい人、疲れる人』
『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』
『30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)』

がある。

「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」という本は、人に好印象を与える方法が学べる

この本は、人に好印象を与える方法が学べる本です。

「仲良くなれそうな人ともっと仲良くなる秘訣」
「この人ともっと仲良くなりたい」という気持ちを後押ししてくれたり、
「日頃から良くしてもらっている人に対して態度を改めたい」という気持ちを持っている時や、
「初対面の人とどう向き合えば良いか」という悩みを解決したい時などに役立ちます。

もちろん本のタイトル通り「話しかけたくなる人」「話しかけたくない人」の違いについても学べます。
あと、1つの項目が2ページにまとめられていて、読書が嫌いな人でも読みやすく、便利な本だと感じました。

というわけで・・・以下は、僕が「もう一度読んでみたい」と思った見出しをピックアップして、要約してみました。
少し長くなりますがお付き合いください。よろしくお願いします!

※記事の最後に、この本を要約したYouTubeのリンクも掲載しております。

要約1 得意分野のある人には話しかけやすい

得意分野、たとえば「病気のことなら医者に聞く」のように、やはり特定の分野に知識がある人は、
そこについて話題が広がりますし、その知識を活用して「悩み」を解消してくれる人は、人に好かれますし、頼られますし、話しかけやすいですし、覚えられやすいです。良いことずくめですね(笑)

ポイントは「知識豊富であること」ではありません。
ポイントは「問題解決ができること」になります。

その知識で人を助ける、その知識があれば人が喜ぶということを意識して、日々、知識を取り入れていきましょう!!

要約2 自分と他人に厳しい人にならない

人間というのは、他人に優しくしているつもりでも、自分に課しているマイルールを知らず知らずのうちに他人に求めてしまう傾向があります。

自分が一生懸命になっているときにサボっている人を見るとイラっとしてしまったりして、相手を責めてしまうなんてこともありますね?。

自分に余裕がないと相手に優しくするのは実際のところ難しいです。

ですから、「自分に優しくする」のが大事です。

たとえば待ち合わせの時間を決めるとき、最初から「僕は家でダラダラしてるから、明日、適当な時間に来てくれたらいいよ」と言えば、自分にも優しいし、相手も気が楽です。

著者は、自分に優しくなるコツは3つあると言います。

1.「ここだけは」という部分以外は、ハードルを下げる。
2.ダメな自分、怠けている自分を許す。
3.できないことは正直に「むずかしい」と言って人に頼る。

周りの人を安心させるのは、実は自分に優しい人なのです。

要約3 「すぐに他人にレッテルを貼る人」「決めつける人」にならない

「あなたは○○だ」と勝手に決めつけられて、ムッとした経験はありませんか??
適当なイメージでレッテルを貼られると「私のなにがわかるの?」「この人と話しても無駄」という気分になると思います。

しかしながら、自分も他人に対して、無意識にそうなっている可能性は大いにあるのです。

そうならないためにも、まず「いや、そんなことはないかも」と思い直すのが第一歩。
安易に「~な人だ」「~にちがいない」と決めつける言葉を使わず、「そんな部分もあるだろう」「そんな可能性もあるだろう」など、やわらかい言葉で表現するだけでも、心は柔軟になります。

「お節介な人→親切な人」
「融通が利かない人→真面目な人」
「優柔不断な人→思慮深い人」
「よく考えてない人→感性でう動く人」

というように、プラスの言語で言い換えると、気持ちもそれに後追いするのです。

要約4 「素直でない人」「深読みする人」にならない

「素直でない人」「深読みをする人」というのは警戒心が強いのでしょう。
やけに親しくしてくる人がいれば、「なにかに勧誘して騙すんじゃないか?」と疑ったり、「褒められたら褒め返さなくては」「親切にされたらお返しをしなくては」と気配りしたり・・・
しかし人の好意のほとんどは、「自分がやりたいからやっている」のです。

素直になれない人の処方箋は「自分が人に親切にしたり、褒めたりしてみる」ことです。
素直でない人ほど、自分からのアクションをすることが少ないのです。

また、「あの一言はどういう意味?」「メールの返信が遅いけど?」「私にだけ態度が違う?」などの深読みも、人間関係をこじらせる元です。洞察力が高いのはいいですが、大抵は気にしすぎて、悪い方向へ物事を運びます。

人間関係が悪化するほとんどの原因は「気にしすぎ」「考え過ぎ」からきています。
深読みする癖がある人は「ま、いっか」とスルーすることも大事です。

要約5 すぐに共通点を見つける

タイトルで言いたいことの想像がつくと思いますが(笑)、そうです。共通点があれば親近感が湧きやすく話しやすくなります。

実は、別に些細な共通点でも会話になります。

「同性である」
「髪がながい」
「似た体型」
「同じものを飲んでいる」
「方言が近い」
「出身地が近い」
「同業者」
「趣味が同じ」
「好きな食べ物」
「色の好み」
など・・・

大事なのは、接点を見つけようとする気持ちです。

要約6 「お願い」より「相談」する

これは、自分の考えを打ち明けるときに使える方法です。

「仕事を減らしてほしい」と頼むより「家庭の事情で定時に帰りたいが、仕事が終わらなくて」と悩みを打ち明ける形式にしたほうが、親身になって話しを聞いてくれるということです。
友人にお願いする時も「引っ越しを手伝ってほしい」ということを先に言うよりも、
「引っ越しが終わりそうになくて困っている」と先に言ってから友人の反応を見たほうがいいです。
「こんな引っ越し方法もあるよ」と思いがけないアドバイスを友人からもらえるかもしれません。

お願いは、一方的な押し付けで対峙する関係ですが、相談は、一緒に物事を解決する仲間のような関係で話しができます。

立ち位置がまるで違うのです。

ですから、相談することは悪いことではありません。
むしろ・・・自分に心を開いて頼ってきてくれる相手には「守ってあげなければ」「話を聞かねば」
という気持ちになるものです。

生活や人生の問題を全て自分の力で解決するのは、限界があります。
相談して、感謝して、経過を報告して、いろんな人に、自分の人生に関わってもらいましょう

要約7 「言うのはここまで」という線引きをする

あなたは余計なことをしゃべって、後悔した経験はないでしょうか?

たとえば、職場で過去の残念な恋愛話をしたところ、翌日には全員が知っていて、しかも軽蔑の目を向けられているような雰囲気になっていたとか・・・

本人は「話を盛り上げたい」「場をもたせたい」とか「仲良くなりたい」といった気持ちがあったとしても、家庭のいざこざや黒歴史、高価な買い物をしたことまで何でも話してしまうと、起こらなかったはずの摩擦が高い確率で起きます。
嫉妬や嫌悪感を持たれたり、なにかと介入されたり、お互いのためによくありません。

言うことのラインを引くことは、相手に対するマナーや思いやりでもあります。

特に注意したいのは、「お金」「恋愛」「家庭の事情」の話題です。
そうでなくても、基本的に全員に知られてもOKなことだけを話してください。

で、意外に大事なのは、ゆっくり話すことです。
焦っているときは判断力がにぶって、口がすべってしまうことがよくあります。
あえて、ゆっくりとした口調で話して、危険察知センサーを働かせるようにしましょう。

要約8 年上には小さな相談事をする

この項目はつまり・・・
「自分の第3の拠り所を作っておこう」という話です。
なにが言いたいか?と言いますと、相談事や本音を話せる相手を作っておく、ということです。

私たちは普段、職場や家庭や友人などに話しを持ちかける時「これを話すとどう思われるかな?」「どうせこう言われてしまうだろう」などとあれこれ考えてしまう状況にさらされています。
それは利害関係が関わっているからというのもあるでしょう。

だから、居酒屋のカウンター席で店主だったり他のお客さんだったりに人生相談をしたり。
タクシーの運転手さんに本音をポロっと言ってしまったり。
全く自分の人生に関わりのないような第3者にこそ、かえって自分のことを気楽に話せたりします。

そして相談される側も、利害関係がないから、気楽に自由に応えられるのです。
ですから、あなたの相談も、こころよく聞いてもらえます。

そういうやり取りの中で、思わぬ解決策が見つかったり、「そんなに難しく考えなくていいか」と気づかされたりすることは多々あります。

趣味のサークルや、料理教室など、利害関係のない第3の拠り所を持つことは、心の余裕を持つのに有効な手段と言えます。

※ブログ執筆者「光彦」からの意見

「趣味のサークル」「料理教室」も小規模ながら社会であり、第3の場所として機能するか疑問に思う。
たとえばlineグループ、些細な既読スルーだったりが対人トラブルの引き金になったりするので、この項目で言ってることは理解できるが、「腹を割って自分のことを何でも話せる人」を作る目的でグループに所属するのは、あまり期待できない気がする。

もちろん、人生を通してそういう人に巡り合ったら、末永く大事にするべきだと思う

要約9 「自己アピール」ではなく「近況報告」を心がける

たとえば、「大企業で働いてます」とか「毎年、海外に旅行に行きます」とか「最近結婚して、相手は・・・」など、
そういう報告は、話し手が悪気はなくても自慢っぽく聞こえることがあります。

ここで受け取る側に対抗意識を持たせてしまった場合は、話す側の配慮不足です。

もし、自慢に聞こえないように自分の近況報告をする場合はコツが2つあります。

自慢っぽくならない自分の近況報告をするコツ、1つ目は「共通しない話題は軽く終わらせる」ことです。

それは要約5「すぐに共通点を見つける」の項目で書いたことと同じで、共通点を見つけることです。

無職の人に仕事の話をしても歓迎されません。結婚していない人に子供の話をしても通用しません。
ということです(まぁ、共通の話題であったとしても自慢みたいに聞こえたりするが・・・)。

自慢っぽくならない自分の近況報告をするコツ、2つ目は「弱みを見せる」ことです。

いいところばかりを話すのではなく「しんどいこともある」と弱みを見せると、飾らない人だという印象になります。

自慢っぽくなって相手と対立してしまったら、相手も自分に対し「自分を守る」戦闘モードになって‘‘巣の自分‘‘で向き合ってもらえなくなります。
「どう思われるか?」を気にする関係よりも、気にしない関係を築くために、自慢っぽくならないように変に飾らず、弱みを見せることも有効であると思います。

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