2015年の4月発行「一生お金に困らない生き方 心屋仁之介」を読みました。簡単に解説していきます。
(21冊目)一生お金に困らない生き方 心屋仁之介~お金の印象をポジティブに変える一冊~
著者は心屋仁之介(こころや・じんのすけ)
著者の心屋仁之助さんの紹介をします。
「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム」心理カウンセラー。
大手企業の管理職で働いていたが、家族の問題がきっかけで心理療法を学び始める。
現在(2015年)は京都を拠点として全国各地でセミナー活動やカウンセリングスクールを運営。
著書に『「好きなこと」だけして生きていく』
『がんばっても報われない本当の理由』
『性格は捨てられる』などベストセラーが多数ある。
著書の累計は、250万部を超える(2015年時点)
なぜこの本を読んだのか?
この本は家の近くの古本屋で2022年に中古で購入して全然読んでなかった本です。
2023年5月に読破しました。
この本は「心が濁っている人のもとにはお金って集まらないし、たとえ集まってきても、
いつまでも(お金がない)と思い続けて満足しない人生を歩む」ということがよくわかる本だと僕は感じました。
具体的なお金儲けの方法が書かれている本ではないですね、引き寄せの法則に近いものがあります。
自分がお金に対してどう思っているか?
その本性を知るには一役買ってくれる本ではあります。
「お金に対する価値観を内面から見直したい」そんな人にはオススメです
下記は本書の印象に残った部分を簡単に紹介していきます。
よろしくおねがいします。
内容紹介1:お金儲けは汚いと思っているかどうか?
あなたはお金を儲けている人を見てどう思いますか?
ムカつきますか?
実は他者がお金をたくさん稼いでいることに対してムカつきを覚える人は、お金に対して否定的な考えを持っています。
「楽してお金を儲けるのは許せない(いけないこと)」という考えは捨ててしまったほうが良いと著者は言います。
そういう価値観を持っていることがお金を遠ざけるからです。
それは無意識にお金を拒否しているのです。
そんな人にはお金は集まってきません。
内容紹介2:日本人は寄付をしない。それはなぜか?
日本人は寄付をしない。
寄付をしたほうが良いとかそういう話ではないですが、
藤野英人さんが書いた『投資家が「お金」よりも大切にしていること』という本にこんなデータがあります
「日本人の成人男性の寄付金額は1年間で平均2500円
これに対してアメリカ人は1年間で平均13万円」
この寄付金額を見てわかる通り
「自分は損をしたくない
お金を手放したくない
人のために使いたくない」
それが日本人のお金に対する価値観のようです。
日本人はどうも「お金は簡単に入ってこない」と、そう思っている傾向があります。
気づいてほしいのは、日本人はお金に「ネガティブ」な印象を持っているということです。
内容紹介3:お金に綺麗も汚いもない
お金持ちが、もしもがめつくてケチで、威張ってようが、金儲けが下品だろうがなんだろうが、
お金に綺麗も汚いもありません。
もういい加減「良いお金」とか「悪いお金」とか、そういう考え方は無しにしませんか?
悪くても良くても、入ってくるお金は全て受け入れ、そして使いましょう。
基本的にお金を世の中に回す流れを作ってしまうと、お金は入ってきます。
使えば使うだけ必要な分が入ってくる。そういう仕組みになっています。
・・・ということなんですが、ここはなかなか誰もわかってもらえないので(著者自身も最初はそうは思えなかったようです)。
とりあえずそういうものなんだと「お金は使ったら入ってくる」と信じることからスタートです。
それは「お金持ち」の人の考え方でもあります。その考え方を採用してみるのが大事です。
内容紹介4:お金がないという思い込み
「自分にはお金がない」という思い込みから自由になるには
「お金はある」と「お金は入ってくる」と知ることです。そしてそれは自分で決めることができます。
自分で自分の「ある」を認めて、安心できると、お金に執着しなくなります。
するとお金がどんどん不思議と入ってくるようになるんです。
お金が入ってくると「ほしい」という気持ちも減ってくるのです。
逆なんですね。
「欲しがるから、入ってこない」
「欲しがらないと、入ってくる」
「お金は使うと、入ってくる」
「お金は出すから、入る」
・・・逆なんですよ、すべてが。
そういう仕組みなんだと知ってください。
内容紹介5:お金=給料ではない
お金って、給料やバイト代だけのことを言うんでしたっけ?
現金をいくら集めても、満たされることはありません。
思い出してください
あなたが欲しいのは、心の安心感や豊かさでしたよね?
それがお金によって得られるかもしれないから、お金がほしかったんですよね?
だからここでいうお金は、狭い意味でのキャッシュに限定することではなく、お金に付随する安心感や豊かさと考えてほしいのです。
この本で知ってほしいのはお金儲けに対する「やり方」ではなく「大前提」です。
お金に対する向き合い方を変える。そうすれば現実に入ってくるお金の回り方が変わってきます。
内容紹介6:どんどん損をする
お金がない人は、損をしないように、しないようにとお金をため込もうとして結局お金の循環を止めてしまいます。
そして、ますますお金がなくなってしまう。
損をしない=お金の流れを止める事
損をする=お金を回すこと
だと僕は思います。損をすることは「お金が入る人」になる最強の近道です。
(中略)僕は少しでも税金を少なくしたかったので(=損をしたくなかったので)、涙ぐましい努力をしました。
収入があるラインを超えると、税率がガンと上がってしまうので、そのラインを超えないよう一生懸命売上をおさえたり、
いらないものを買ったりつまらないことをいっぱいやってきたのです。
僕が尊敬する斎藤一人さんは、喜んで税金を払っているという話を聞きました。それを聞いて、僕もある時期から無駄な努力をやめて、
税金を死ぬほど払ってやろうと決意しました。
払った税金がどう使われようと知ったこっちゃない。
するとどうなったか。売り上げがどんどん上がっていったのです。
まさに損をすることは最強のお金儲けだと、僕は思いました。
もちろん「損をする」という考え方は普通ではあり得ませんから、僕の言うことは信じなくてもかまいませんし、信じにくいとは思います。
だけど「損をするな」という世の中のふつうの考え方をして苦しい生活になっているのなら、「逆」を信じてみると幸せになる、と僕は思います。
内容紹介7:「助けて」と言えない人
「助けて」と言えない人は、助けてもらったらお返しをしなければいけないと思うからです。
そう思うのは、自分が助けてもらう価値はないと思っているから、山ほど返さないといけないと思っているからです。
でも自分のことを「すごい」と認めれば、自分にはみんなに助けてもらえるぐらいの価値があるのだから、
助けてもらいっぱなしでも「ありがとう」と言うだけで、助けてくれた人たちを喜ばせることができる、と思えます。
だから自分のことを「すごい」と思うことを恥ずかしがることはありません。
自分で自分のことを「自分はすごいんだ」と認めてあげたらいい。
そして人から「すごい」と言われたら、素直に受け取りましょう。
そこに恥ずかしさもいらないし、他人に認められなかったとしても「すねる」必要はありません。
自分はすごいと自分で認めてあげればいい。そのようにしていれば流れはついてきます。
「お金が入る人」とは、恥ずかしがってもいないし、すねてもいない人のことです。
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