【人生相談】「人生を自ら切り開きたい」【仏教】

2023年10月23日

どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年10月21日掲載分)を読みました。
この記事はその人生相談を紹介し、僕ならどう答えるか?を考えてみたブログになります

「人生を自ら切り開きたい=回答者:渡辺えり(劇作家・俳優)」

相談と回答

毎日新聞の人生相談の ホームページはこちら→人生を自ら切り開きたい=回答:渡辺えり

 

夫と高校生、小学生の子供がおり、30年近く正社員として勤めていますが、日本語教師になりたいです。初めてやりたいことが見つかり、勉強に専念したいと思います。ただ両親の支援や子供の教育費が心配で仕事を辞める決断ができません。でも人生の後半は自分で世界を切り開きたい。それはわがままでしょうか。(50歳・女性)

 

回答 渡辺えり(劇作家・俳優)

前に進んでください。50歳なら大丈夫。
体も頭もフル回転できる、一番調子の良い年代です。
今始めないと、今後はなかなか体が言うことを聞いてくれなくなります。

(中略)

好きなことや一生をかけたいと思う仕事が見つかったのは幸せなことです。
病気などでやりたくてもやれない方たちが大勢おられます。
その方たちの分も頑張っていただきたい。
そして、その仕事で食べていけるよう努力を続けてください。

(中略)

日本語は独特です。その美しさを英語やスペイン語などの中に取り入れられるようになればいいですね。
日本語教師の仕事も学びだせばきりがなく大変だと思いますが、諦めずに勉強し、教えていただきたい。
あなたの真剣な姿を見れば、ご家族もご両親もきっと理解して応援してくださるはずです。

光彦のコメント
~仏教では悟りを開くために煩悩を捨てる~

ネット時代と言いますか、
スマートフォンの普及により、
より今、自分の置かれている環境を客観視できる時代になりました。

自分の生活、周りにいる人たちの生活、その常識は他では非常識であって、
そのコントラストをインターネットで見ることによって、
自分の今、置かれている状況の不遇さ、
あるいは、いかに恵まれているかが、理解できます。

インターネット内では、
今の環境から抜け出す手段さえ、
探せば見つけ出すこともできるでしょう。

だが、それでも「自分がなにがしたいか?」がわからないと、
人は現状を打破する勇気や勢い、行動を起こす力には、
なかなか届かず、現状に甘んじてしまうのが普通でしょう。

話は変わりますが・・・
仏教では、悟りを開く手段に「煩悩」を捨てましょうという教えがあります。

しかし、仏教で修行している人だけが「煩悩」を捨てるために頑張るのか?
いいえ、それは、全然違います。

夢や目標を持つすべての人は「煩悩」を捨てなければ、
夢や目標に到達できません。

言ってる意味はわかりますでしょうか?

煩悩とは
「むさぼり、怒り、愚か、慢心、邪見、疑念」のことです。
さらに詳しく言えば、ここに「過去と未来」が追加されます。

「夢や目標」に向かうために、捨てなければいけない項目が、
「煩悩」になるわけです。

自分で世界を切り開きたい場合、
「煩悩」は切り捨てる必要があります。

「断捨離」です。断捨離も仏教用語です。

自分の夢をかなえるために、なにが邪魔になっているのか?
仏教の「煩悩」からヒントを得ても、良いと思います。

というわけで読んでいただきありがとうございました。
また次回もぜひ読んでくださいね。

よろしくお願いします。

光彦
2023年10月23日(月)
前回の人生相談→【毎日新聞】「転職したいが、ためらいも」【人生相談】【副業】【本業】
次回の人生相談→【毎日新聞】「兄に虐待された」娘が告白【人生相談】【高橋源一郎】

 



 

 




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