どうも光彦です。
今回は4回目です。
記事、参考元動画→【哲学は人生観を変える】有名な哲学者20人の言いたかったことを世界一分かりやすく解説!
過去の哲学者の紹介記事一覧
→哲学者20人の紹介ブログ その4【youtube】(いまここ)
参考本→「史上最強の哲学入門(著者:飲茶)」
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それでは第4回、よろしくお願いします。
哲学者20人の紹介ブログ その4【youtube】
13:プラトン(紀元前427年~347年)イデア論
ソクラテスの活躍を伝えた弟子です。
プラトンは大学の原型を作りました。
プラトンは「イデア」という考え方を提唱し
ます。
色や形が微妙に違うリンゴはたくさんある。
でも私たちは全部をリンゴと認識 できる。
それはなぜか?
それは実体のリンゴの裏に、
概念としてのリンゴという存在があるのではないか?
あらゆる物事にその物事の
本質があるんじゃないか?
そのイデアを見抜くのが哲学である。
と言ったんです
彼は大学の 原型を作り賢い人を増やして
エリート成長を行おうとします 。
イデア論とは?(wikipedia参照)
生成変化する物質界の背後には、永遠不変のイデアという理想的な範型があり、イデアこそが真の実在であり、この世界は不完全な仮象の世界にすぎない。不完全な人間の感覚ではイデアを捉えることができず、イデアの認識は、かつてそれを神々と共に観想していた記憶を留めている不滅の魂が、数学・幾何学や問答を通して、その記憶を「想起」(anamnêsis、アナムネーシス)することによって近接することができるものであり、そんな魂が真実在としてのイデアの似姿(エイコン)に、かつての記憶を刺激されることによって、イデアに対する志向、愛・恋(erôs、エロース)が喚起されるのだとした。
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14:アリストテレス(紀元前384年~322年)「万学の祖」
アリストテレスは プラトンの
アカデミアの生徒です。
超優秀な成績を収めたアリストテレスは
プラトンのイデア論をさらに哲学した
リンゴと認識できる理由は、
リンゴのイデアではなく、
丸くて赤くて小さくて特徴的な形、
その共通 の特徴を見てるだけである。
とアリストテレスは考えた。
そのうえで、
物事の特徴で世界を分類していく
という学問を生み出した。
似た植物で分類植物学
似た生物で分類生物学
似た土地で分類
似た天気で分類・・・
イルカは海にいるけど母乳飲んでるから哺乳類・・・
アリストテレスは万学の祖(そ)と言われています。
カオスだった世界を体系化したんです。
さらにアリストテレス は国家についても語っています。
「国には3種類ある、
君主制 王様が暴君であるデメリットがあり
貴族性 権力争いがあるデメリットがあり
民主制 人気取り政治家が選ばれるデメリットがある」
そして、
「この3つが繰り返す」
と未来予知のように語っています。
そこから2500年間
独裁者が支持を得て戦争を起こす。
堕落した王族・貴族が民衆に打倒される。
そんなことが繰り返されました。
日本は民主制です。
若者は政治に興味がない。
次に台頭するのは、
圧倒的なカリスマを持った
リーダーかもしれません。
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15:ジャン=ジャック・ルソー(1712年6月28日 - 1778年7月2日)「民主主義」
ルソーは簡単に言えば役立たずの国は捨てちゃえば?と言った人です。
18世紀、
まだまだ王族・貴族が支配する世界でした。
毎日パーティー贅沢三昧、
王や国家って何で必要 なの?ってみんな考えるようになります
嘘の前に「ホッブズ」という人がいました
王様・権力者というのは「自分は神の声が聞ける」とか「神の生まれ変わり」とそんなこと言って支配しました。
でも実際贅沢してばっかりっていう風潮の中でホッブズさんは、
なぜ国が必要か?を説明します。
簡単に説明 すると人間ってのは、
ほっとくと殺し合う生き物だから、
圧倒的な暴力を持った存在が必要なんだ。
力で支配して幸せな世界を作る。
たとえば警察がいないと困りますよね?
しかし国さえあれば、圧倒的な暴力さえあれば
私たちは殺しあうことなく平和に暮らせるのでしょうか?
ルソーはこう言います。
「人間はほっとくと殺し合う?とんでもない。
田舎の集落の人たち見てみなよ、
争いなんてせず平和に暮らしてるよ」
つまり 王様なんていなくても
国なんてなくても
人間は幸せに生きていけるのです。
「王は民が税金を払わないと生きていけない
だけど民は自分たちで生きていける
ということは王様、
国っていうのは民へのサービスなんだよ」
これは革命的な 主張でした
王ありきの民ではなく
民ありきの王
民ありきの政府
逆に言えば、
役に立たない王、
政府は滅ぼしてしまえばいいんだ。
当時の権力者たちはブチ切れます。
実際、逮捕状が出てルソーはスイス に亡命してます。
ですがルソーの影響は絶大でした。
マリーアントワネットが姉と舞踏会を開き散らかして、
ケーキ食べ散らかしてても
以前は「王族だから仕方ないよね」って思ってたのが、
国民がルソーの影響で
「民が主役」だと気づいて
「俺たちの血税で何、贅沢しとんじゃ!」
となった結果フランス革命が起きました。
王族はギロチンで処刑されます。
思想の力 って凄まじいですね、
本一冊で世界が変わるんです。
ルソーの民主主義の考え方は今の世界の土台にもなってます。
税金を無駄遣いする
政治家に国民はブチ切れますよね?
それはルソーから始まったんです 。
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16:アダム・スミス(1723年6月5日~1790年7月17日)「経済学」
アダムスミスさんは経済学者として
紹介されることが多いです。
ルソーは民主主義の時代を作りました。
王や貴族はバカ贅沢しなくなった
国の主役 は国民に・・・
じゃあどうやったらみんな豊かに暮らせるのか?
経済学が爆誕するんです。
それまでの大貴族が中心の世界では
金儲けは卑しいことと考えられてました。
西洋もアジアも同じ。
聖書には金儲けする奴は地獄行きと書かれてます。
日本でも商人は低い階級でした。
なぜそうなったのか?
利益追求ばかりされると権力者を脅かすから。
みんな金儲けに走って農業を止められると困るから。
「金儲けは卑しい」という価値観を広めたんです。
今の日本も「金儲けは卑しい」
「お金よりも大事なものはある」
という風潮、強いですよね(苦笑)
けど昔の世界はもっとその風潮が強かった。
そんな儲けるのが卑しい世界でやってきたのが
アダムスミス。
彼はとんでもないことを言います。
どうやったら みんな豊かに暮らせるのか?
「何も考えずじゃんじゃん金儲け、やっちゃおう!」
これはいわゆる「見えざる手」という考え方です。
ある場所にラーメンを作ったら大儲けできた。
そしたらいろんな人がラーメンを作ります
競争になって価格が下がる。
消費者は安く食べられるようになる。
ラーメン屋は生産性を上げようと努力する、
もしくは付加価値をつけようとする。
皆が本気でお金稼ぎをすれば、
そうやって需給が調整されていい感じになる。
というのがアダムスミスの主張です。
アダムスミスの生きた
18世紀初頭はイギリスの産業革命時代
資本家が農民をじゃんじゃん採用して、
工場で大量生産して大儲けしていました。
労働者はハードワーク。
元農民の人たちは高い生産性を求められる。
毎日忙しい。
それでもアダムスミスは
「大丈夫、金儲けは正義だ!」
と言ったそうです。
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次回へつづく
というわけで、
今回はこのへんで終了します!
次回から17人目の紹介になります!
また次回もよろしくおねがいしますm(_ _)m
次回の哲学者紹介ブログ
光彦 2023年11月17日