「親の気持ち分かってくれぬ=回答者:高橋源一郎(作家)」
相談と回答
どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年9月24日掲載分)を読みました。
本日はそのことについて記事を書こうと思います。
※有料ですが、毎日新聞の人生相談は新聞だけでなくホームページでもご覧になれます。 ホームページはこちら→親の気持ち分かってくれぬ=回答:高橋源一郎
相談内容
次女は話しかけると嫌そうな顔をし、
私が妻と言い争うと必ず妻の味方をします。
幼少期の次女は極度の偏食で、私が多少厳しく指導したことが原因のようです。
結婚して子どもを持てば理解すると思ったのですが、
結婚願望もないようです。
どうすれば親の気持ちを分かってもらえますか。(52歳・男性)
回答 高橋源一郎(作家)
「何度か「子育て」の話は書きました。
わたしは、「子育て」を最優先事項にしてきました。けれど「親の気持ちを分かってもらいたい」と思ったことは一度もありません。
子どもを育てるという貴重な経験をさせてもらいました。
そんな素晴らしい贈り物を受けとったのだから、
他には何も必要ないからです。
(中略)
あなたがなすべきことは、まず「子供の気持ちを分かろう」と努力することです。
わからなくてもいい。真摯(しんし)にそう努める姿を見せることができれば、
娘さんの態度も変わるかもしれません。
あなたが嫌われているのは、幼児の頃の「偏食」問題のせいではなく、あなたが傲慢だからだと思います。
「子育て」もしなかったのでしょう。
わたしがあなたの娘なら、話すのも嫌です。こんな親とは。
(以下略)
」
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光彦のコメント
~どうすれば幸せになれるか?~
どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。
この相談のお父さんは、どうすれば幸せになれるでしょうか?
基本的なことを言うと、他人の性格とか、心を変えるのは不可能です。
たとえ、自分の娘や息子であっても、今、嫌われている状況で、それをひっくり返すのはほぼ不可能だと思います。
だけど自分の行動や態度を変えるのは、今からできます。
どうやって自分の態度や行動を変えるか?
それは自分が「毒親」になっていないか、書物を読んで勉強するなど・・・
今の自分の態度を改められる部分があるかどうか?
探すのが良いです。
次女に嫌われている原因は「偏食」を厳しく指摘したから。確かにそれも理由でしょうけれどそれは氷山の一角でしょう。
長い年月で積もり積もった悪い記憶が、現在の親子関係を作っているように思います。
それより、娘さんと仲良くなれば幸せになれるのでしょうか?
「妻との言い争い」をやめることのほうが先決だとも思います。
自分が幸せになっていないと、娘に対しても寛容になれないと思います。
娘はもう適齢期。そこまで干渉する必要もありませんので、
娘とのコミュニケーションはいったん休止して、
どうすれば今、自分が幸せでいられるかを考えましょう。
心も振る舞いも「穏やかな人」になって「余裕」を持てれば、
少しずつ、周囲の見る目も変わってくるかもしれません。
親の気持ちは、残念ながらわかってはもらえないと思います。
しかし親の苦労はわかる時がきます。
将来、たとえ結婚せず・・・「子供を産みたくない」と思っていたとしても、
親の苦労は感じれると思います。
年を取れば誰だって辛い事を経験します。
その中で「自分の親」の苦労も想像できるような場面もあるはずです。
ところで、この相談者さんは自分の親は好きだったのでしょうか?
「カエルの子はカエル」ということわざもあります。
娘さんを悪く言えるほど、自分は親と仲たがいせず善良に生きてきたかどうか、
少し考えてみると良いと思います。
僕は自分の親が嫌いです。
僕は母子家庭です。
自分の母親には、お世話になりましたけど、仲良くはできません。
口を開けば文句ばっかりの人、というような印象があります。
気は優しいですがね。
こんなエピソードがあります。
クレジットカードを盗まれて、キャッシングサービスで40万円の借金を僕に背負わせた。というエピソードです。
犯人は母親でした。いまだにお金は返してもらってません。
そんな感じで、良い思い出よりも先にそっちの悪い印象が強いのが正直な所です(笑)
金が絡むと、人間関係って壊れるよな。
というわけで今日はこのへんで終わりにさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました!
次回もぜひ見てくださいね。
2023/09/27(水)光彦より
前回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「バイト代、家に入れない夫=回答:渡辺えり(劇作家・俳優)」【人生相談】
次回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「地元に魅力的な仕事ない=回答者:ジェーン・スー」【人生相談】
写真タイトル「茶色の岩の上に透明なガラス玉」
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