【人生相談】「バイト代、家に入れない夫=回答:渡辺えり(劇作家・俳優)」

2023年9月26日

「バイト代、家に入れない夫=回答:渡辺えり(劇作家・俳優)」

 

相談と回答

どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年9月23日掲載分)を読みました。
本日はそのことについて記事を書こうと思います。

※有料ですが、毎日新聞の人生相談は新聞だけでなくホームページでもご覧になれます。 ホームページはこちら→バイト代、家に入れない夫=回答:渡辺えり

相談内容

 
夫は会社勤めのほかアルバイトをしています。
給料は家に入れますが、バイト代は小遣いにして車やバイクを買います。
でも教育費などで家計は苦しく、私のパートでしのいでいる状況です。
友人は「バイト代で趣味を楽しむのはいいのでは」と言いますが、
少しは家計に回してほしい。私の考えは間違いでしょうか。(54歳・女性)

回答 渡辺えり(劇作家・俳優)

「あなたのお宅がどれぐらいの収入があり、教育費にいくらかかるのか分かりません。
でも、あなただけがパートのお金を全てお子様たちのために使い、
旦那様はアルバイト代を趣味に使うというのは不公平な気がします。
あなたのパート代と旦那様のバイト代を半額ずつ家計に回すと決めたらいかがですか。

金額は関係なく、とにかく半額ずつと決めれば、
お互いストレスを感じないのではないでしょうか。

(中略)

(旦那さんもこれまであくせく働いてきて大変かと思いますが)
主婦の仕事も大変です。
誰からも給料をもらわず、家族のために頑張ってきたあなたが、パート代を自分のことに使えず、
年を取って人生を終えるとしたら気の毒です。

私の母も子供たちに仕送りするためにずっとパートで働き、今は認知症で介護施設で暮らしています。私は68歳の今、本当に後悔しています。母にもっともっとおいしいものを食べさせたかった、旅行に何度も連れて行きたかった、と。
どうかあなたも今のうちに少しでも好きなことにお金を使えるようにしてください。

(以下略)」


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光彦のコメント
~誰からも給料をもらわず~

どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。

今回の「夫がバイト代を家に入れない」相談の渡辺えりさんの回答で、
「主婦の仕事も大変です。誰からも給料をもらわず」という部分があります、
ここのたった一文が、僕は非常に驚きました。

みなさんは「主婦の大変さ」について語るとき、
「誰からも給料がもらえない」というワードが出てくるでしょうか?
僕はそんな言葉出てきません。すごいです。

なにがすごいかって「タダ働き」って確かに苦痛なんですよ。
世間を見渡してみれば、サービス残業があったらその会社はブラック企業という意見もあります。
他にも会社で労働契約書に勤務時間の項目は「9:00」と記載があるのに、8時半から出勤させられてしまったら、それはパワハラと言えるでしょう。

ビジネス系のユーチューバーも「タイムイズマネー」を提唱し、
「プライベートでも1時間は時給に換算できる」として、
要するに「お金が発生しているという意識をもって時間を大切にしよう」と訴えていますからね。

「誰からも給料をもらわず」って言われると、
専業主婦は敬うべき存在だと納得してしまいます。
この一言は僕はスゴイと思いました。

相談者さんに対しては、非常に共感できます。
この夫は「妬ましい」存在ですね。
妻より先に自分だけ自由を謳歌しているわけですからね。

自分の稼ぎで好きなことをしているとはいえ、
喜びを一人で満喫している姿は、
妻の目から見れば「自慢されてる」ようにも見えるでしょう。
自分が辛いときは、人の幸せを一緒になって喜べないものです。

もし、そのバイト代を家計に回してほしいとお願いするときは、
子供たちも一緒になって説得する、というのも手かと思いますし、
「教育費」が具体的にいくらで、どのように生活が苦しいかも夫に説明が必要かと思います。

夫がそれに対して難癖をつけてきた場合、
「私はあなたが妬ましい」と素直に言ってみる方法もあると思います。

この相談は骨が折れると思いますが、頑張ってチャレンジしてみてほしいですね。

というわけで今日はこのへんで終わりにさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました!

次回もぜひ見てくださいね。

2023/09/26(火)光彦より

前回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「魅力ある人いなくなった=回答:立川談四楼(落語家・作家)」【人生相談】

次回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「親の気持ち分かってくれぬ=回答者:高橋源一郎(作家)」【人生相談】

※写真タイトル「夏の終わり」

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