(11冊目)年収90万円でハッピーライフ 大原扁理 内容紹介

2021年4月13日

図書館で借りた本はいつか返さなければなりません。
ですので、このブログは本を返す前に僕ができるだけ内容をアウトプットして記録するという目的があります。
しかし今回の本は、切り取るのはたった2ページの内容だけにしておきます。
この本がいかに面白いかが、この2ページだけでもわかっていただけるかと思う。

(11冊目)年収90万円でハッピーライフ 大原扁理

2019年出版(すいません2016年初出版でした)です。まだ新しい本です。タイトルの通り月給7.5万円ほどで生活する人の話です。
経験談ですので、なるほど参考になることはたくさんあります。僕はこの作者と同い年なので、絶対この本は自分の人生に影響を与えるような予感がありましたが、やはり読んでみて最高に楽しかったです。

心と体のチューニング~P178~P180

ヒマだと、体調の変化によく気が付きます。風邪気味だったらはちみつしょうがのお湯割りを飲んで早く寝るし、足が疲れてたら干したヨモギを浮かべて足湯をします。
すぐにケアできるので、悪化するまで気づかないことってほとんどありません。だから健康だし、医療費も全然かからない。
でも驚いたのは、忙しくないからってほっといたらどうなるかって、やっぱりそれはそれで心の声が聞こえなくなる、ということでした。常に自分の心にチューニングしとくのって、けっこう難しい。ギターの弦みたいに、ほっといたらどんどんずれていっちゃうんです。ひまだから心は元気、ってもんでもないみたい。

最近、「今日は天気がいいし、日課のさんぽに出かけよう!」とか思って外にでたものの、歩いても歩いても、なんか心がザワザワして落ち着かないことがありました。
古本屋を覗いても違う、カフェに入っても違う。何がしたかったんだっけ。公園のベンチに座ってボーッとしながら、せっかく天気が良いのにもったいない・・・・。
ここでハッとしました。自分、損得勘定で動いとるやん!即帰って昼寝してみたら、最高の気分でした。自分とカチッとハマるというのかな。あー今日は外に出たくなかったんだー、何にもしなくて良かったんだー、とわかってスッキリ爆睡。
週5で休んでいてさえ、このザマです。すぐズレてしまうんですよね、本当の自分から。隠居してても、気持ちが外に向きすぎていたり、「せっかく」だから何かしなくちゃ!みたいなモードになっていると、こういうことがあります。あと、何にもしてないことに世間の人はだいぶ厳しいですよね。何もしてないと、人でなしみたいな扱いです。真面目か。
外に向いている方が社会的には怒られなくて済むかもしれないけど、そのぶん心にしわ寄せがいって、やがて自分の内側からバッシングが来るかもしれません。結局、社会と向き合いすぎても、自分と向き合えないってことなんだと思う。心がふたつあったらいいんですけどね。残念ながら、ひとり1コしかないですから。

もちろん、わたしだって仕事のある日はフツーに働くし、予定も(ほとんどないけど)なるべくキャンセルはしませんよ。それくらいの社会性が必要なことも、知ってます。こんなときこそ、その状況でできる最善のことだけをシンプルにこなして、さっさと帰ればいいんです。それで、翌日うんとひきこもります。

心と体のバランスは、いつもいつでも自省と微調整が必要なもので、社会と距離を置いたからって、上達したり、熟練したりすることはないというのは発見でした。
自分とのズレを修正するには、とにかくボーッとするのがいちばんです。何もしないこと、何も考えないこと、何も知らなくていいし、何にも応えようとしなくていい時間を、30分でもいいから持つと、すごくいい。わたしはだいたい自然の多いとこや、看板とか広告とかの情報が少ない場所に出かけます。公園で何も考えずに日向ぼっこしたり、雨の日はアパートの床に大の字になって、雨音を聞くのもオツです。日によって違うけど、1時間でスッキリする事もあれば、3日ぐらい寝て何もしないこともある。この時間はネットもつなぎません。本も読みません。私は待ってないけど、テレビも見ないほうがいいでしょう。

それで、ひたすらボーッとする。何にもしないと、人間、自分と向き合うしかなくなるんですよね。すると、あのとき誘いをついオッケーしちゃったけど本当は断りたくなかったんだなーとか、やっぱり自分はあの場所が好きじゃないんだなー、もう行かないようにしよーとか、知らないうちに自分をしんどくしていた小さなことの積み重ねに気がついて、きちんとリセットされて自分に戻ることができます。

さらにもっと何も考えないところにいくこともあります。ボーッとしてると、だんだん自分と世界の境界がなくなっていくような感じになること、ありませんか?
自分がここにいるような、いないような。不思議な感じです。何も聞こえなくなって、時間の感覚も場所の感覚もなくなる。そうすると、すべてのことがいい意味でどうでもよくなる。宇宙の塵みたいに、たいしたことじゃないように感じる。ここまで来たら、もう大丈夫。そしてまた現実に戻ったとき、あ、ハイハイ、この状況だと週2で働いとけばいいんだな(著者は週2日勤務)、とシンプルになってます。

光彦の評価

★★★★(5点中4点)
著者は一人暮らしであること、僕も一人暮らしだから、とても共感できる。
僕と年齢は近いので、同世代であることの親近感もあるので、評価は一つ下げて4にした。
ひきこもり、隠居の生活をけっしてオススメするわけではない。
しかし、こういう生活をするということもすごい努力が必要であるということが本書を読めばわかる。
最初は月収ももっと多かったし、バイトももっとしていたようです。それが切り詰めて切り詰めて、現在週2日勤務で月収7.5万円で生活できるまでになったそうだ。
真似をしようと思ったら、1年2年はかかると思います。
著者は自分を「生産性なんて求めない」と言っているが、無駄を削って自分の好きな時間を優先していたり、
使えるお金が極端に制限されているせいで、結果的に生産性が高くなっている。

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