先日紹介したマコなり社長のYouTube動画の記事で
【話し方の極意④】どんな話も感動的な話に変わる【マコなり社長④】
「人の意思決定は感情からきている」という説明を、省略させていただいたんですが。
この記事は、その説明だけを記事化したものです。
まず前提として「脳のつくりっていうのは未解明みたいなところも多いです、なのであくまで一つの解釈になります」
ですから、真実に近いことではあるんですけど、あくまで一説として話をきいてください。
結論「人間の行動はすべて感情を発端にして起こっている」
まずはマコなり社長のスピーチを文章化したものを見てください
「ラボットという家庭用ロボットを開発している groove xの林社長の話
が非常に参考になりました。ちなみにはgroove xは創業から数年で87億円を調達しているすごいスタートアップ企業です。
私が定期的に行っている少人数の経営者の勉強会があるんですけどそこで林さんのプレゼンを聞きました」
「人間の認知というのは、目や耳から情報を得て、脳の中心付近にある
にまず情報が入って、無意識の部分で認知するそうです」
「大脳辺縁系で認知したあと、
と呼ばれる脳の外側の部分に伝わって、初めて意識的に認知することができるそうです」
つまり・・・
人が論理的に何かを決める前は、感情をつかさどる大脳辺縁系の影響を受けます
人の意思決定は感情が行っているという説明
例えば論理的な思考をする意識の部分では、
とわかっていても感情を司る無意識の部分では
だと感じていて勉強するというアウトプットができなくなる。みたいなことです。
林さんは次のように話しています
「物事を実際に決めているのは無意識層で実際は意識は決めていない、では私たちがなぜ自分で決めたと思い込むかというと無意識で決めたことをあとから追って認識しているに過ぎない」
この話めちゃくちゃ面白くないですか?
人の意思決定は意識できる論理ではなく人の意思決定は感情が行っている
という事です。
実際の林さんの説明
【インタビュー】Pepperの父・林要さんの新会社「GROOVE X」が作るロボットとは?
↑こちらのページから林さんが実際にそのことを語った記事を読むことができます。
ですが、当ブログで記事からその文面を抜粋しました。そこだけを読みたい方は下記をお読みください。
例えば受動意識仮説などによると人間の認知というのは、センシングをした後で、大脳基底核や大脳辺縁系のような比較的古い脳にまずは情報が入って、無意識的に認知すると言われています。その後に大脳新皮質の様な新しい脳に伝わってはじめて意識的に認知されていく。私達が「自分自身」として認識している「意識」のレイヤーに入ってくるまでに、無意識によって情報が様々に脚色されているわけです。更に僕らは意識的に自分で物事を決めていると思い込んでいるのですが、実は意識としての私達は無意識層にアドバイスをしているに過ぎないのです。物事を実際に決めているのは無意識層で、意識は決めていない。では私達が自分で決めた、と何故思いこむかと言うと、無意識が決めた事を意識が後から追認しているに過ぎない、とも言われてます。
編集部:キスしたいけど、結婚してるからキスしたらダメだってことですかね?
編集部2:自分のこと好きでいてくれるし良い人だからキスしてもイイんだけど、体が拒否するみたいなことですかね?
林:そんな感じです 笑。特に前者のような言葉で説明できる範囲の事は、まだ「意識」の判断として理解しやすいのですけど、後者の「体が拒否する」のように言葉にできない判断は無意識レイヤーが多分に影響を与えていますよね、きっと。
まとめ
佐奈頭光彦(さながしらみつひこ)です。いかがだったでしょうか?
今回はマコなり社長の説明で非常に難しい部分に的を絞り記事にしました。
この脳の説明の部分はどうしても重要な説明のように感じ、動画で見ていてもあまり伝わりづらいことを僕は「もったいない」と判断し、
別にひとつの記事として完成させました。
最後にですが超重要なことなので、もう一度、復習します。
人間は結局、感情をもとに行動を決めているのです
ということは、朝「もっと寝たい」という感情に勝てる「もっとやりたいこと」がもしあれば、朝、無意識で目覚めるということも可能なのでしょうか?
というわけで、非常におもしろい話でした。
ありがとうございました。