「魅力ある人いなくなった=回答:立川談四楼(落語家・作家)」
相談と回答
どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年9月22日掲載分)を読みました。
本日はそのことについて記事を書こうと思います。
※有料ですが、毎日新聞の人生相談は新聞だけでなくホームページでもご覧になれます。 ホームページはこちら→魅力ある人いなくなった=回答者・立川談四楼
相談内容
![](https://mituhikoinko.com/wp-content/uploads/2023/06/f3417430ecf7d2017be8b841ccfdabf9.jpg)
昔の職場は活気があり、仕事ができない人や変わった人を包み込む寛容さがありました。
最近は仕事ができるかのみが判断基準となっているような気がします。
年輩者も不寛容な人が多くなり、味のある方がいなくなりました。
このように感じる私はおかしいのでしょうか?(46歳・男性)
回答 立川談四楼(落語家・作家)
「あなたのお考えに同意します。
しかし魅力のある人はいるのです。
それが見えなくなっていると言いますか、
魅力がそがれているのではと思っています。
落語家ばかりではなく、芸人らしい芸人がいなくなったとの声をよく聞きます。
で、芸人が芸人らしく振る舞うと途端にバッシング、
誹謗(ひぼう)中傷にさらされ、
場合によっては抹殺されることすらあります。
同調圧力と言いますか、今、たたいていい対象となると、
一斉にたたく風潮がまん延しています。
人はそれを恐れ、おとなしいふりをしているのです。
それが魅力がないと映るのです。
落語家も世間と同じく、売れっ子とそうでない人で成り立っていますが、
ここに幸せという概念を持ち込むとどうなるでしょう。
人も羨(うらや)む売れっ子が、疲弊しきっていたり、
家族のことで悩んでいたりします。
一方、そうでない側の落語家がどうかというと、
(中略)
会うと「次はこんなネタを手掛けたいと思います」などと意欲的なのです。
収入差をものともしないんですね。
売れるに越したことはありませんが、これもひとつの立派な生き方です。
ハッピーな人はそれだけで魅力的です。
あなたもそこを目指してください。」
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光彦のコメント
~日本人は疲れてきている~
どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。
「魅力ある人いなくなった」という話題、すごく興味深いです。
立川談四楼さんの回答も、僕は食い入るように読ませていただきました。
「日本人は疲れてきている」ということだと思います。
談四楼さんのおっしゃることにプラスして、少なからず高齢化社会だということも関係しているように思います。
マッチングアプリや婚活でも、ある程度の月収があり、自立して車で遊びに連れてってくれる男性が女性からモテます。そうでなければメッセージの段階でお断りされます。会う機会すら与えられません。
そうです、今の世の中マッチングアプリでモテるような、
そんな都合の良い男性だけが「魅力がある」というような、言ってみればそんな世の中です。
視野が狭くなっているということです。
そして今の世の中は「憎しみにあふれている」と僕は感じます。
憎しみとはなにかわかりますか?
「敵対」することです。
さらに言えば「敵対」している相手のことを「やっつけたい」と思うことです。
人は自分の肉体にも憎しみを抱きます。
「疲労」や「痛み」も憎しみです。
疲れたらその疲れを「やっつけたい」と思うでしょう?
それは疲れに対して「憎しみ」を持っているということです。
体が痛いと感じたらその痛みを「やっつけたい」と思うでしょう?
それは痛みに対して「憎しみ」を持っているということです。
「日本人は疲れてきている」ということは、
僕から言わせてみれば「日本人は憎しみでいっぱいになっている」ということのように思うのです。
油断すれば僕も、人を妬んだり、ネットやテレビで見る金持ち達を妬んだり、
自分の過去の不幸な体験を「新しい不幸を経験する」たびに恨み、
今、幸せになろうとして急いだり、
いったいどうすれば自分は満足なのか、迷いの世界に落ちてしまい、
ただただイライラする日もあります。
今回の人生相談のコメントを考えるうえで
「魅力とはなんなのか?」それすらわからない僕がいました。
もう少し僕に元気があればと、悔やむ今日この頃です。
というわけで今日はこのへんで終わりにさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました!
次回もぜひ見てくださいね。
2023/09/25(月)光彦より
前回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「養育費をもらっていない=回答:高橋源一郎(作家)」【人生相談】
次回の「人生相談」記事→【毎日新聞】「バイト代、家に入れない夫=回答:渡辺えり(劇作家・俳優)」【人生相談】
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