【人生相談】「はるか年下の男性好きに=回答者:高橋源一郎(作家)」

2023年10月16日

どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年10月8日掲載分)を読みました。
本日はそのことについて記事を書こうと思います。

「はるか年下の男性好きに=回答者:高橋源一郎(作家)」

相談と回答

※有料ですが、毎日新聞の人生相談は新聞だけでなくホームページでもご覧になれます。 ホームページはこちら→はるか年下の男性好きに=回答:高橋源一郎

 

孫ほど年が離れた独身男性を好きになってしまいました。夫は20年前に他界、今は1人暮らしです。私の気持ちは男性に伝わっており、1度デートしました。男性からは「光栄ですがいかんとも……」とも言われました。私自身もよく分かっていますが、それでも気持ちが処理し切れず、独り声を上げて泣く時があります。(87歳・女性)

回答 高橋源一郎(作家)

(中略)

「恋愛に決まった形はありません。
常識は一切通用せず、年齢も関係はありません。
けれども、ひとつだけわかっていることがあります。
恋愛には深い喜びと、はるかに深い苦しみの両方があるということです。

片方だけでは恋愛とはいえません。あなたは、その年齢でどちらも得ました。
恋する喜びと拒まれる苦しみ、それ以上素晴らしい恋愛はありません。

もし私にはるか年の離れた恋人がいるとしたら、その人がこれからおくる、
私のいない長い人生に思いをはせるでしょう。

そして、その人の記憶の中で消えることのない美しい思い出として残りたいと。
賢明なあなたなら、わかっているはずですよね。

光彦のコメント
~そんなこともありますよね。~

どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。

10月15日の日曜日、僕はあるニュースに関心を抱きました。

それはこれです→和田アキ子、“最後のホールツアー”を決断した理由と現在の想い 「こんなに真摯にコンサートのことを話すなんて、デビューして初めて」

和田アキ子さんが、最後のホールツアーを、デビュー55周年の節目でやるというニュースです。

今回の人生相談の相談内容を読んで、なぜか和田アキ子さんのニュースと重なりました。

 
「私、意外に見かけ倒しですからね(笑)。でも、歌うのはやっぱりファンのためなんですよね」

 

「ホールの広さでないとその曲の素晴らしさを届けることができない曲というのがあるんです。だから今、ホールツアーをやっておかないと体力的にもうできないかもしれない……と思ったんです。」

「和田アキ子という名前で歌ってこれたということは、支えてくれた人がいたということ。1人ではできないですからね。」
by 和田アキ子

と和田アキ子ファンでもないくせに、
なんだかひとつの「世界の終わり」を感じた気がして、
感慨深くなってしまいました。

話を戻します。
僕はこの相談内容で気の利いたことはひとつも言えません。

87歳の女性が、孫ほどの年齢の人と恋愛をした・・・
普通は諦めるでしょう。しかし想いを伝え、1回デートまでした。
すごいことです。

すごいことではありますが、
僕も、北海道にいる遠距離恋愛の彼女を追いかけて北海道に移住した過去がありますので(もうこれブログで話すの6回目くらいですよね笑)、恋愛とはそういうものなのかも、と最近思ってしまいます。
SNSのX(旧ツイッター)でも、
遠距離恋愛の話を最近聞きました。
会いに行くのに4時間だかなんだかで、まだ会ったこともないとのこと。
それで最近喧嘩して、落ち込んでいるという話が僕の耳に入りました。

無茶苦茶だなぁ・・・と。
それは10代の恋なのか?10代ならまだありえる・・・と思って聞いてみたところ、
そのカップルはお互い歳は40過ぎてて、お互い離婚して子供もいると・・・それを聞いて衝撃を受けました。

でも「先へは行けない恋」は、文字通り、ある程度のところまでしか進展できません。
ある程度のところで、力尽きるのがオチですよね。

愛を勝ち抜いてこなかった僕には、そうやって諦めが先に来てしまいます。

かと言って、好きになったものは仕方がない。

おそらく僕も、たとえ、去勢したとしても、誰かを好きになるのでしょう。
そういうもんです。

というわけで、ありがとうございました。

また次回も読んでくださいね。

前回の人生相談→【毎日新聞】「妹ばかりひいきする母=回答者:ヤマザキマリ(漫画家)」【人生相談】
次回の人生相談→【毎日新聞】将来なにするか決めかねる=回答者:高橋源一郎(作家)+他1件【人生相談】

光彦 2023年10月16日(月)



 

 




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