【人生相談】将来なにするか決めかねる=回答者:高橋源一郎(作家)+他1件

2023年10月17日

 

どうも光彦です。
毎日新聞の人生相談(2023年10月1日(回答:高橋源一郎)と
10月6日(回答:立川談四楼)の掲載分)を読みました。

今回は2件分の人生相談を話のネタにして、ブログ記事にしています。
いつもよりネタがひとつ多いので、よろしくおねがいします。

「将来なにするか決めかねる=回答者:高橋源一郎(作家)」

相談と回答

毎日新聞の人生相談の ホームページはこちら→将来なにするか決めかねる=回答:高橋源一郎

 

大学の医学部に所属しながらも経営や起業、政治、外交、国際協力といったさまざまな分野を学んでいます。「いろいろなことに興味があっていいじゃん」と思われがちですが、将来自分は何をするのか全く見えないため悩んでいます。どれも中途半端に終わりたくない気持ちもあります。どう将来を選ぶと良いですか。(20歳・女性)

回答 高橋源一郎(作家)

(中略)

素晴らしいスタートをきりましたね。ここまではなにも問題はありません。なにも、です。
興味のあることが多いのも最高です。
いつまでもその興味を失わないようにしてください。
一つに決める必要はありません。

大学で教えていたころ、よく学生たちに
「なにか一つ(職業として)決めるとするなら、30歳になってからでいいよ」といってきました。

(中略)

私はおよそ30歳で作家になることを決めました。
その前の10年はほとんど本も読まず肉体労働をして過ごしました。
それは「むだな時間」に思えました。

けれど今思えばその「むだな時間」こそが、現在のわたしを作ったのです。

「むだな時間」とは「自分と対面する時間」です。
社会にとっては不要で、あなたにとっては必要な時間。
なんにでも挑戦してください。

(以下略)

光彦のコメント
~せめて、恋愛に依存しない人生を~

どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。

高橋源一郎先生の回答に励まされる(感想文)

僕はこの人生相談の「高橋源一郎」先生の回答には感動する部分がありました。

 
「むだな時間」とは「自分と対面する時間」です。
社会にとっては不要で、あなたにとっては必要な時間。

ここは本当にハッとさせられました。

今まで僕は「むだな時間」を割り切って考えてました。
諦めの時間だと思ってました。
でも「自分に必要な時間」とは、頭ではわかっていても心からそう思えなかったです。

たとえば僕は、このブログ毎月50時間くらい、ブログで作業してるんですが、
時給が、1時間100円いくかいかないか、しかブログの売上はありません。
そこに不満を感じているのが正直な気持ちです。
売り上げがアフィリエイトだけなので、商品紹介やアフィリンクをもっと使わなければお金が入らないのはわかっていても、
なかなかビジネス思考の行動に能動的になれないのが、傷なんですけどね(笑)。

しかし僕の毎月の50時間は、もしかしたらなにかの意味があるのかもしれない。
そう思わせてくれる「高橋源一郎」先生の回答でした。

せめて、恋愛に依存しない人生を

さて、もし僕が回答者なら、どう答えましょうか?

 
どう将来を選ぶと良いですか。(20歳・女性)

この最後の一文が頭をもたげます。

どうか職業を決めるのに注力していただきたいと思います。

僕はかつて、北海道に住む彼女を追いかけて移住した経験があり
「その人と生きるためにはどうすればよいか?」
を基準に未来を考えて生きていました。

でもそれはまちがっていました。
自分の道ではなかったわけです。
今振り返れば、僕は自分の人生を自立させなければいけなかったわけです。
もっと言えば彼女に依存していたわけです。

と、まぁ僕が言わなくてもこの相談者さんは大学生の医学部、
僕とは人間のレベルが違うと予想します(笑)。

なので、恋愛には依存しないよう、
どうか誰かのために生きるのではく、
自分のため・・・自分の自立あっての人生だということを、
そうでなければ成り立たないということを、覚えておいてほしいです。

この相談に関してはこれで終わります。

続いて、2件目の「人生相談」を紹介します。

2件目「将来描けぬ人多い?=回答者:立川談四楼(落語家・作家)」

 

相談と回答

※毎日新聞の人生相談のホームページはこちら→「将来描けぬ人多い?=回答者:立川談四楼(落語家・作家)」

 

私の友人(20代男性)は約10年間、全然収入が増えなかったと言っていました。今は両親と実家に住んでおり、残業や休日出勤なしで年収300万円ぐらいの状態でないと結婚できないとも言っていました。収入が増える見込みがない人、それゆえに将来の展望が描けない人は多いのでしょうか。何かアドバイスを下さい。(20代・女性)

回答 立川談四楼(落語家・作家)

ご両親と実家に住んでいるのは不幸中の幸いです。
給料が増えなければマンションはおろかアパートにも住めません。
食費や光熱費の他に家賃を払わなければならないからです。
保険料や税金もありますし、娯楽への出費は厳に控えなければならないでしょう。

近年、そういう若者が増えています。
そこへ物価高です
結婚は夢のまた夢、食うことにきゅうきゅうとしているのが現状なのです。
さらにインボイス制度の導入という追い打ちです。
せめて消費税の廃止か減税があれば一息つけるのですが、インボイスが消費税15~20%の布石だという見方もあるのですからたまったものではありません。
結婚できるわけがないのです。

(中略)

政権交代を期待するしかなさそうですが・・・
大丈夫ですって。
きっと明るい将来がすぐそこに待っているはずですから。

光彦のコメント
~実家にいるなら一人暮らしをオススメしたい~

どうも光彦です。
ここからは僕が自由にこの人生相談についてコメントしていきます。

立川談四楼さんのコメントについて感想

ちょっと回答者の「立川談四楼」のコメントが、面白かったです。

 
「大丈夫ですって。 きっと明るい将来がすぐそこに待っているはずですから」

最後に気休めの言葉を投げかけて
相談者がアドバイスを要求しているにも関わらず
なんのアドバイスもない(笑)。
これは立川談四楼先生、ガチで厳しいです!(笑)

でも時代は色んな意味で移り変わるものというのは確かで、
明るい未来がやってくる可能性もなくはないんですよね。

というか、文面を見るにこの相談者さんは「私は苦しんでます」感が見られず、
心の底から「助けてください」という感じではなさそうなので、
「立川談四楼」の最後の「大丈夫ですって」の気休めのコメントは、
それはそれで妥当な返答だという気もしてきますね。

実家にいるなら一人暮らしをオススメしたい

で・・・今回の相談の中に、20代男性の話が出てきます、下記をご覧ください。

 
私の友人(20代男性)は約10年間、全然収入が増えなかったと言っていました。今は両親と実家に住んでおり、残業や休日出勤なしで年収300万円ぐらいの状態でないと結婚できないとも言っていました。」

ということで、
相談者さんはこの男性を通じて、未来を案じているわけですが・・・

僕はこの20代男性にね、ちょっと教えてあげたいことがあります。

・「両親と実家に住む」
・「一人暮らし」

この両者だったら「一人暮らし」のほうが、たぶんお金はかからないと伝えたいです。

確かに年収300万円ないと結婚は厳しい。
そこには同意します(養育費の問題もありますからね)。

ただ・・・一人暮らしはめちゃくちゃ自由度が高いんです。

なにが言いたいか?というと、ホームレスも言ってしまえば「一人暮らし」なんですよ。
で、車中泊で生きても「一人暮らし」なんですよね。
たとえばキャンピングカーで生活しても、です。

自分さえ我慢できればいいわけです。なにせ規律がないもんですから、自由にできます。
別に1日2食でも自分さえ我慢できればそれで生活できてしまえるわけです。

キャンピングカーの生活の場合、
住民票は実家の住所に住んでいることにしてしまえばよいのです。
友達の住所を使わせてもらっても良いでしょう。
実際に住まないわけですから、住所の場所名だけ使わせてもらうくらい良いでしょう。

それが嫌でも、世の中にはざらに家賃が安い物件もマジであります。
家賃が3万円以下なら、自分さえ我慢できればいつでも空き家が存在しているくらいです。

これが「両親と実家に住む」ならどうでしょう?

自分は我慢できても、両親にとって我慢できないことがあるはずです。
言い換えれば「規律」に従ってその家にいるのですから、その家のしきたりを守って生きることになるわけです。

規律までいかなくても、両親と自分の生活リズムがそもそも合ってない場合、
両親にとっても自分にとっても居心地が変わってきます。
そうすると、なぜか無駄な出費も増えてしまいます。

自由を金で買うかのように・・・

というわけで、今回はここで終わります。

お読みいただきありがとうございました。

ぜひ次回も見てくださいね

2023年10月17日(火)光彦

前回の人生相談→【毎日新聞】「はるか年下の男性好きに=回答者:高橋源一郎(作家)」【人生相談】
次回の人生相談→【毎日新聞】「野良猫にエサをやる女性=回答者:ジェーン・スー(コラムニスト)」【人生相談】



 

 




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