どうも光彦です。
今回は5回目です。
記事、参考元動画→【哲学は人生観を変える】有名な哲学者20人の言いたかったことを世界一分かりやすく解説!
過去の哲学者の紹介記事一覧
→哲学者20人の紹介ブログ その5(最終回)(いまここ)
参考本→「史上最強の哲学入門(著者:飲茶)」
↓↓↓
それでは第5回、よろしくお願いします。
哲学者20人の紹介ブログ その5【youtube】
17:カール・マルクス(1875年5月5日~1883年3月14日)「資本主義」と戦った人
資本主義は全世界で大ブーム。
産業革命の広がりとともに、
資本主義を取り入れた国は
爆発的に成長して
いきました。
資本家は大儲け。
労働者たちは忙しい。
資本主義社会・・・
誰もがお金持ちになるチャンスがある。
会社を起こす資本家じゃなくても
資本家に認められて出世できたら高い給料もらえるチャンスがある。
資本家は当然優秀な人を評価する。
資本主義社会ではみんな頑張って働くんです。
だから国の生産性が勝手に上がっていく。
本当に幸せな世界になったんでしょうか?
資本主義で人々は幸せになった。
それはわからない
結論は出せない。
だけど経済が発展したことで、
医療が発達して救えない命を救えるようになった。
誰もがクーラーのある家に住める。
安全な水を使える。
みんなスマホを持ってる。
人類を一気に加速させたのは否定できません。
そこに現れたのがマルクス。
彼は言います。
「資本主義というのは労働者を資本家が搾取しているだけだ」
マルクスは労働者が資本家に搾取されることを恐れていました。
資本主義では資本家同士の競争になります。
大企業同士、争ってますよね?。
企業はお客さんを奪い合います
価格競争になると労働者の賃金が下げられます。
労働時間が増えます。
うまくいかないビジネスももちろんあります。
そうすると解雇されます。
職を失うとお金を使わなくなる。
そしたら企業はお金を稼げなくなる。
そしてまた労働者の賃金が減らされる。
そんな最悪のシステムだと、マルクスは言ったんです。
マルクスは共産主義を提唱して
「国民の私的財産を平等に分けるべきだ」と
言いました。
ただご存知の通り共産主義を取り入れた国は事実ベースでほとんど破綻しました。
マルクスは平等を歌いましたが、
実際は平等じゃありませんでした。
お金を巻き上げた側が力を持ち、
平等ルールを守ってるか常に監視されました。
労働者は頑張っても意味ないとやる気を失いました。
市場最適されませんでした。
資本主義だと売れないラーメンは潰れます。
でも共産主義のラーメン屋は国営だから潰れないんです。
どんなにスープがまずくても
「これが国のラーメン屋」だと言われてしまいます。
今の世界ゴリゴリの資本主義、
今のところなんとかなってます。
ただやはり格差はめちゃくちゃ開いてます。
豊かに生きるために必要なものは本当は少ないのに。
お金稼ぎを続けるしかない。
もちろんそれでいいこともあります。
ですがもしも、
ソクラテスが今の時代に来て
倒れるまで働く人を
見たらこう問いかけるでしょう
なぜあなたは働くのですか?
「カール・マルクス」で商品検索↓
18:イエス・キリスト(紀元後1年~33年)「キリスト教」
世界20億人以上の信者とも言われるユダヤ人の
救世主イエス・キリスト。
「人類に影響を与えた」という観点で言えば最強の哲学者は
イエスキリストかもしれません。
キリスト教というのは長年迫害されてきた
ユダヤ人の歴史の中で生まれます。
ユダヤ人は本当にひどい目に遭うんです。
国を追い出され奴隷にされ、
追い出され奴隷にされるを繰り返します。
キリスト教の前にユダヤ教がありました。
ユダヤ教では「いつか救世主が現れる」とされてました。
彼らは待ってました。
自分たちを救ってくれる救世主を・・・
悪い奴をぶっ飛ばして
守ってくれるスーパーヒーローを待ってました。
そこに救世主として現れたイエス・キリスト。
彼は何を言ったのか?
「敵を愛しなさい」
「隣の人を愛しなさい」
「全てを愛し、
全てを受け入れ、
ただ神に祈りを捧げる」
そんな考え方は最初から受け入れられたわけじゃありませんでした。
そんな教えを説いて、イエス・キリストは捕らえられ、
処刑されてしまいます。
ですがその後弟子たちによって、
イエスキリストの考え方は
爆発的に広がって世界を変えてしまいます。
なぜそれほどまで支持されたのか?
弱き者に刺さったからです。
強いものは悪い
強くない私は尊い。
貧しい者こそ幸せになれる。
国は1%の王族、貴族と
99%の貧しい民で構成されます。
ほとんどは弱きものなんです。
特にローマの国教になってからは爆発的に広がりを見せます。
ただこの宗教を利用して金儲けをしたり、
他国を侵略したり、
都合よく使った権力者が多かったことも事実です。
「イエス・キリスト」で商品検索↓
19:フリードリヒ・ニーチェ(1844年10月15日~1900年8月25日)
「神は死んだ」で有名な哲学会の巨人ニーチェ。
ただ頭のおかしい人じゃないんです。
幼少期から勉強めちゃくちゃできた。
作曲作詞できてセンス抜群
20代半ばで学生から大学教授。
教授たちからは
「ニーチェほど優秀な人材見たことがない」
とベタ褒めされます。
ですがその後は苦労します。
書き上げた書籍は全く売れない。
教授になったけど授業は人気がない。
慢性的な頭痛、腹痛。
好きな人に振られる。
そんなついてない人生を送って、
最後に渾身の力を振り絞って書いたのが、
代表作
「ツァラトゥストラはこう言った」
ニーチェは自身の本を自画自賛していましたが、
全く売れませんでした。
「神は死んだ」とか言っちゃったことが売れなかった原因かと思われます。
この本は最初の第1部が売れなかったのにまさかの4部構成でした。
そこからニーチェの精神は崩壊していきます。
精神病院に入れられ55歳で亡くなります。
ですが彼の本は死後に評価されていきます。
彼は著書の中でこう言います。
「神は弱者の恨みや嫉妬から生み出されたものだ」
キリスト教が世界を覆う前の時代。
人々が求めたのは強さでした。
腕っぷしが強い
権力が強い
知恵がある
は代表的な強さの象徴です。
しかしキリスト教の登場によって、
弱い方が良いという価値観に変わってしまうんです。
「挑発に乗るのはやめましょう。
敵を愛しましょう。
神の愛をひたすら信じれば
天国に行きます」
ニーチェはきついことを言います。
「結局それは強くなることから逃げてるだけだろう?
強者に迫害された時にこう思ってるんだ
『あーこの人は人を傷つけている。
こんな人たちは天国に行けない。
かわいそう自分は正しい。
あの人は間違ってる。
強者から虐げられても怒らずニコニコし続ける』
それは人間本来の強さを求める生き方とはかけ離れている」と
弱者であることで、自分を慰める。
今の時代にもありますよね?
「私は頭が悪いから良い大学に行けなかった」
「お金持ちの成功者の粗探しをする、お金がない人」
「スポーツ選手になっても障害年収だとサラリーマンと変わらないらしいよ?
いつ怪我をするかわからないし大変だよね」という人
でも子供の時にプロスポーツ選手になれる可能性があったとしたら
絶対に選んでるんです。
本当はプロスポーツ選手 になりたいんです。
でも叶わないからケチをつけるんです。
シンプルにすごいねと言えないんです。
ニーチェは言います。
「神の正体とは弱者のストレス発散システムだ」と。
でもニーチェは「神は死んだ」と言います。
誰が神を殺したのか?
スピリチュアルなものを否定せざるを得ない科学。
ここまで紹介してきた哲学者たちの論理。
人類の心の拠り所だった神を人類が殺したんです。
ニーチェは指針となっていた神がいない 世界に警鐘を鳴らします。
「何を信じていいかわからない世界では生きる意味なんてない 。
だから人生どうでもいい、適当に過ごそうと考える人が増えるぞ」と。
今の時代で言えば何もしないニート。
つい土日にダラダラしてしまう私たちもそうかもしれません。
ニーチェは
「人間本来のあり方を取り戻せ」と
語ります。
「強さを求めろ」ということです。
「自分 を鍛え上げて強みを持て」
そしてこうも語ってます。
「たとえ自分の人生が無限に繰り返されるとしても、
後悔のないよう今を100% 楽しんで生きよう」と。
確かに豊かな時代になりました。
でもだからといってダラダラするだけではいけない。
自分を鍛えて今を楽しもうと
ニーチェなら言うでしょう
ぜひあなたも、自分を鍛えて今を楽しみましょう
「ニーチェ」で商品検索↓
20:アルフレッド・アドラー(1870年2月7日~1937年5月28日)「嫌われる勇気」「アドラー心理学」
アドラーは哲学者というよりは、
心理学者として紹介されます。
でも アドラーの考え方は哲学です。
どうやったらいかなる時も人が幸せに生きていけるのか?
アドラーは
「全ては勇気の問題」
だと言います。
「他者の課題に踏み込まない」
「自由に生きるとは嫌われること」
「人生迷ったら他者貢献をしよう」
「やってやったではなく他社貢献感を大事にしよう」
「これからどうするかだけを考えよう」
全てはあなたの勇気の問題である。
かなり究極的な考え方ですが、
全てを勇気の問題にすることで、
背中を押される究極的な哲学です。
まずはベストセラーの
「嫌われる勇気」と
「幸せになる勇気」を
読み直してください。
「嫌われる勇気」で商品検索↓
哲学者20人紹介、終わります
「マコなり社長」は経営者でユーチューバーなのですが、
この人の動画を見て思ったのですが、
哲学者20人の中で、
「誰が好きで誰が嫌いか」がわかりやすいですね。
好きな哲学者の紹介は長く紹介して、
嫌いな哲学者の紹介は短時間で終わる。
その差が激しいです(笑)
動画内で「この人は好き、あの人は嫌い」_
とかそういう話はしてませんが、
明らかに
「あ、マコなり社長、この哲学者には興味ないんだな(笑)」
ってのがわかります。
そこを平等にしたらいいのに、
とマコなり社長に関しては思います。
だけどマコなり社長のおかげで、
たくさんの哲学者に関する発見があり、
とても嬉しいですね
マコなり社長には感謝しています。
ブログやYouTubeで哲学者を紹介するというのは、
良いアイデアだと思います。
なぜなら「哲学者に流行はない」ので、
50年後も読まれるブログ記事、動画になります。
この記事が、多くの人の知識の助けになりますように。
というわけで、
また次回もよろしくおねがいしますm(_ _)m
最後までありがとうございました。
光彦 2023年11月18日