【2021年】ポエムと瞬きの日々に投稿された7つの詩【7作品】
ご挨拶
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
新企画「ポエムと瞬きの日々に投稿された7つの詩(2021年)」を公開します。
2014年ブログ閉鎖、2020年ブログ再開
ポエムと瞬きの日々は2014年に一旦、閉鎖したブログです。再開したのは2020年になります。
再開してからも「ポエムと瞬きの日々」はいくつか詩をアップロードしていました。
しかしアクセス数は満足に伸びず、このブログでは詩を取り扱うのはやめてしまいました。
2023年、過去の詩を取り扱ったことをきっかけに・・・
ところが、最近過去の詩をブログ記事にまとめて公開していますが、そっちのアクセス数が嬉しいことに好調(1記事更新するごとに20アクセスくらい伸びる)なので、
2021年にブログ内でアップした詩も全部、ひとつの記事にまとめて公開することにしました。
皆様のおかげで、こんな風にまとめ記事を作ることができて本当に嬉しいです。
ではどうぞ、詩をお楽しみください。
1作品目【晴れた空へ】光彦
投稿日: 2021年1月16日 01:14
【晴れた空へ】作詩 光彦
それは暖かいぬくもりをくれて
満たされた心もくれた
夢を追う事も許してくれたけど
ただそこにいてくれるだけで、嬉しかった
やすらぎだけを求めて、人は旅をする
望みや好みに合うものは、満足に見つからないとしても
虹が見える噂の噴水は、呆れてしまうほど、
自分の望みや好みを、くだらないものと思わせてくれる。
晴れた空へ・・・
会えなくなった時は、いつもの調子をなくすから
身も心も染められている、僕らは風になってゆく。
2作品目【四季】光彦
投稿日: 2021年1月29日 20:56
【四季】 作詩 光彦
いつも、すぐそばにいるはずなのに
僕らの感性の中で
四季が個性をもって
新しい出会いへの、
予感へと誘うために
まるで生きているかのように
四季を感じた途端から
夏には海へ出掛けたり
秋には夜空の星にあいさつしたり
冬には雪で遊んだり
春には恋をしてみたり
僕らがわかりあえたのは、
思い出の中ではなく
今が僕らの青春であること
なぜなら思い出は・・・
僕らの感性の中で
個性を持つから
まるで生きているかのように
3作品目【フロンティア】光彦
投稿日: 2021年1月24日 13:27
※この詩は19歳の時に書いたものに少し手を加えたものです
【フロンティア】作詩 光彦
雲が異国の地よりここまでいきついて、
いつか夢見たオアシスが雨になって降ってくる気配がする。
曇った景色が淋しさのように静かな空間を作り、
声で歌を浴びせる俺は、どうしようもなく我を忘れる。
悩まされていないかぎり自分から悩みはしない。
それでも共感だけが信じられるものじゃないから。
飽きやすい割りに取り戻しやすい気分という同じ繰り返しでも、
情景が移り変わるとでもいうのだろうか・・・情景などただの現実という目に映る世界との一致なのに。
誰かの見たことをその人の見たままの景色を、
自分が見ている景色に合わせないように、
自分の景色だけに今、自分だけを映そうじゃないか。
識別こそ難しいものはない、
しかもそれを見分ける能力は衰える。
落ち着いて物を考えるようなスローテンポの甘いバラードではだめだ、
決意を胸に渡さない気持ちで約束のように忘れられない思い出、
熱意プライド気高くサクサクしながら、さばさばしながらそこにいられる、
旅先で知り合った友と別れる時の燃える夕日のように目標を定めた時のやる気で、
静かな夜空ではなく流れ星の光る夜空へ、
俺たちは向かう慰めじゃなく心のどこかで手を取り合って・・・・。
雲が異国の地よりここまでいきついて、
いつか夢見たオアシスが雨になって降ってくる気配がする。
わざわざこの空をみながら声だけの音で歌うのは、
静かすぎる大地に落ち着くことができなくなった俺だから。
4作品目【小さなご褒美】光彦
投稿日: 2021年2月7日 21:21
【小さなご褒美】作詩 光彦
牢獄にいるに似た時間が、とても実感的にゆっくり流れる。
どこでもドアは、一瞬で遠くまで人を運ぶ。
どこへゆく、私の意識、抜け出せない現実とのギャップに苦しむ。
画像や音楽が入ると、アルコールのように体にまわる。
ただ睡眠は、一瞬で現実へ引き戻す。
ここにある、私の意識、夢にも行けぬ行動とのギャップに苦しむ。
自分のことを語れば自由になるのに、相手に素直になれない。
とても難しいのは、自分の弱さをさらけだすこと。
もっとさらけだせば、もっと頼ればいいのに。
全て解放される日が、もしも今すぐなのならば
重い悲しみの分だけ、幸せになれる希望がある
アルコール、初めてわかるその効果。
ちいさなご褒美、慰めもつまりは成功と同じ。
5作品目【魔の手と握手】光彦
投稿日: 2021年2月8日 12:03
【魔の手と握手】作詩 光彦
心の壁がある。
自由を阻害する壁。
それは黒くない。
青く透き通ってる。
僕はね、あふれた自信が脳を大人の世界に染めながら、
失敗ばかりを繰り返して最後は自分を赤ん坊だと思うんだ。
それをストレスに感じちゃいけないって思うには、
その通りになるには、今を当たり前だと思わないことだって
それが思い通りになるからといって、それが当たり前にはならない。
言葉にしたとたん主観が客観になって感情は蒸発するって
まるで自慰行為をして解消したストレスに似てるからねそれ。
最期はストレスじゃなくなって、もがいた醜さ消えちゃった。
視線など誰からもないのに冷たい視線まで焼き付いた。
そのまま明日がフラッシュをたく。
透明なよだれまで色を反射するよ。
水たまりの中に落ちた書類はきっと全く濡れてない
脅されただけで慄(おのの)くなかれとするように。
6作品目【ご先祖様は笑う】光彦
投稿日: 2021年2月15日 19:46
【ご先祖様は笑う】作詩 光彦
好き嫌い決めるのがつらかった。
行動すること、好きでなきゃだめだって、
行動しないこと、嫌いでなきゃダメってね。
いつも僕、能天気でいたかった。
なんにもできない、気楽さが自由だなんて
ぼんやり過ごして、贅沢だなんてね。
ねぇ、ご先祖様にお祈りを捧げていると思ってましたか?建国記念日に
違うんです、僕は自分が生きていきたいと願っていました。
僕が愛した気楽な自由は、死をも同然だったというのに。
目覚めたスマホから、言葉が降ってくる。
僕によみがえるは、新鮮な緊張。
そこに人がいると思えば、こんなにも揺れる。
そこに誰もいないかのように、捧げた祈りが嘘のように。
7作品目【今日の悲しみを前に、昨日の幸せを思う】光彦
投稿日: 2021年3月2日 21:31
【今日の悲しみを前に、昨日の幸せを思う】
作詩 光彦
あなたはいつまで幸せでありつづけるつもりですか?
今日も幸せ、明日も幸せじゃ、自分が幸せであるなんて、とても気づけません。
今日、僕はとても悲しいです。だけど今、
幸せになろうと思いません。
それは昨日どれだけ僕が幸せだったかを、
物語っている悲しみだからです。
それに気づいた時、なぜ昨日幸せだったかを考えれば、
ある人のことが思い浮かびました。
だから僕は精一杯いま、ある人へ感謝します。
「昨日、僕を幸せにしてくれてありがとう」と。