【第1章】(旧)ポエムと瞬きの日々に投稿された70の詩【5作品】

2023年4月16日

【第1章】旧ポエムと瞬きの日々に投稿された70の詩【5作品】

ご挨拶

当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回から新企画「ポエムと瞬きの日々に投稿された70の詩」を公開します。

ポエムと瞬きの日々は、2014年にアメーバブログで僕が詩を投稿していたブログでした。

今はそのブログは閉鎖し、なくなってしまいましたが、当時投稿されていた70余りの詩が僕のPCの中に入っています。

今回の企画は、その70の詩を全て公開する企画です。一つの記事に5作品の掲載を予定しています。それではどうぞ、ご覧ください。

1作品目【100円バースデイ】

2014年03月28日(金) 05時00分00秒

【100円バースデイ】
作者 光彦

ある日の僕の誕生日、パン屋に行ったら友達に、
「どれでもひとつ買ってやる」そう言われ。
りんごのタルトを選んだら「それはまずいからこれにしろ」と
100円の、バターロールにされたんだ。

二人はよいしょと、お店の外のベンチに座り、
ちぎったパンをひとくちしたのさ。するとおばさんやってきて
「寒いでしょ、中にも食べる場所あるよ、コーヒーも、あるから」と
二人をお店のイートインへと招いたんだ。

店にお客が来ないからって、まつ毛の長い店員さんは、
お客用コーヒーメーカーを、作動させてはいなかった。
だからおばさんあたふたしだして、それでも5分くらいでなんと、
さわやかな、コーヒー入れて、きてくれた。

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2作品目【house】

2014年04月18日(金) 11時41分20秒

【house】作者 光彦

あなたの家へと向かった私。
ブログで留守だと知っていたけど
空振りしたいと自ら望んで。
わざと会いに出かけたの・・・

スカートめくる風呼ぶ男子に
同調しないそぶりで
自分を正常と言い聞かせ
すぐに腐るお土産持って
私たちの距離を計った。

旅を盛んに、盛り上げもせず
ここで家を探してる。
自分がこの町で住む家を
「彼女」という名の自分の家を。

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3作品目【アプロ-チ】

2014年03月02日(日) 14時37分22秒
【アプローチ】作者 光彦

どうして消えていくのですか?
愛して差し上げられないのに
どうして消えていくのですか?
愛して差し上げられないのに。

会いにうかがってもよろしいですか?、必ず来年までに返事をください。
私に冬をくださらないでください。
愛が消えるまで待ちきれますか?
愛が消える前にいま一度あなたに会わせてください
あなたは私の恋愛でした。
あなたは私の鶴でした。

たとえばあなたが私を利用しているだけだとしても、
利用しているのか本当は愛しているのかわからない。
人は行動にしたがうというから
セックスが遊び心のつもりでも行為は二人の関係を少なくとも進展させる。
でも怖がらなくいいの、ねぇ、そばにいて、愛さないから。

どうして消えていくのですか?
愛して差し上げられないのに
どうして消えていくのですか?
愛して差し上げられないのに。

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4作品目【うそつきざくら】

2014年03月22日(土) 19時43分12秒
【うそつきざくら】作者 光彦

先春、車窓、袴(はかま)に桜
ガム踊る、香り辿れば、そのくちびるに
「すぐにいい人みつかるよ」
励みを含(の)んだ声に私は、つい「次の人は、見つかっている」と嘘ついて
まさか私を好きだったのか、少しためらう君がいた。

私は君を、見つめ返さず、桜をずっと見ていたけれど、
「うそつき」と、桜がやじを、飛ばすから。
君とはその後も、連絡をせず。
桜はまた咲く、意地っ張りのね。

5作品目【おやすみ】

2014年05月18日(日) 23時27分59秒
【おやすみ】作者 光彦

少し僕の話が退屈なのかなって、そう思ったけれど、
小説を読んでいても、眠くなるしね。
頭がただ回らないってだけで、僕を嫌いだとか、そんなんじゃない。
食べる前は知識があったけど、食べてしまえば知識も消えた。
京都の抹茶の後味は、店や町の名前をおぼろげにしている。

疲れさせたくない人を、疲れさせたショックを、
「幸せすぎて疲れてた」と、言ってみせてね目覚めたら。
いつか一緒に暮らしたら、あなたと私の部屋のなか、
もっと深く眠れるように、長い期間を飾り立てたい。

僕はいつも考えた、恋したことを嬉しがって。
失いたくないのは、あなたではなくこの思いではないかと。
愛が欲しいばかりに、わざと不安ぶって、
困らせたあの人を、傷つけて疲れさせたと。

この眼を閉じればしばらくは、あなたのことを思わなくなる。
深い翳(かげ)りが包みこみ、水面の花は花びらになる。
おやすみ前のキスは、まるでお別れのキスのように、フレンチで。
そこで起こった物足りなさも、火花のごとく、なくなるのだろう。

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